宮坂杏子歌集 辛夷咲く園




宮坂杏子歌集
辛夷咲く園

洪水企画発行 草場書房発売
A5判 並製本 122頁
定価(本体1800円+税)
ISBN978-4-902616-29-3  C0092
                                            送料無料


宮坂杏子(みやさか・きょうこ)

昭和17年10月19日群馬県太田市生まれ。
昭和37年幼稚園経営者宮坂小久の長男宮坂公夫に嫁ぐ。
平成9年杉並新聞の歌壇に投稿、選者秋元千恵子氏に出会う。
平成10年短歌会「ぱにあ」に入会、現在、短歌文芸誌「ぱにあ」同人。
平成12年12月より前園長(宮坂公夫)より園長職を引き継ぎ現在に至る。



『辛夷咲く園』帯より

由緒ある「杉並幼稚園」の、四代目園長という重責と使命を果す著者は、心の糧として、作歌を始め、生来の才能に恵まれながら、「二兎を追わぬ」覚悟をしてきた。その暦日の集大成とも云うべき『辛夷咲く園』のテーマは、彼女の独壇場である。挿入の写真を楽しみ、素直な文章に教えられる一冊でもある。これまでの「自分史」とは質を異にした、これからの時代が必要とする、新しい分野を示す趣のある歌集である。(秋元千恵子)



(作品抄)

朝礼の幼が吾を見つめる眼「みんなちがつてみんないい」
幼子を亡くしし人の思ひ深しオルガンに弾く「しやぼんだま」の詩
かたつむり、だんご虫にも名をつけて擬人化上手は幼の知恵よ
今日も雨 園舎の窓に顔つけてわんぱく小僧は唇を尖らす
白き歯でかぶりつきたる林檎より飛び散る秋は少年のもの





                                                      

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