始原の笑い

小林広一 著

四六判 並製本 192頁
定価1365円(本体1300円+税)
ISBN978-4-902616-09-5 C0095

斬新な視点で読み解く作家論。
文学の本質を読み取る。
文学とは、やっかいなところを積極的に生きることである。

青野聰論
古井由吉論
中野重治論
武田麟太郎論
柳田国男論
斎藤緑雨論
二葉亭四迷論

今大切なのは、現代にたいする解説や分析ではない。もっと、やっかいなところを積極的に生きることである。やっかいなところを積極的に生きるとは、解説や分析が不可能になっているところの、その未知の、その非=論理の、その矛盾のなかを、そのまま生きるのだ。未知よ、非=論理よ、矛盾よ、もっともっと自分に来い、と恐れることなく、露出させるべきなのである。


著者紹介

1948年生まれ
明治大学大学院修了
1981年「斎藤緑雨論」で第二十四回群像新人文学賞(評論部門)を受賞
著書に『始原の声』 『中野重治論―日本への思索と愛』 『天才バカボン論』など



目次

〈笑いの現今〉を歌う――青野聰論
類型の詞章――古井由吉論
歴史家失格・文学者不在――中野重治論
幻のために死す――武田麟太郎論
瞬間の恋――斎藤緑雨論(一)
笑いをたずねて――斎藤緑雨論(二)
自他の円環の中心――二葉亭四迷論

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